歴史研究部 仙台(宮城)への夏合宿【2日目更新しました】
2025.07.29
クラブTOPICS歴史研究
歴史研究部では、7月29日(火)より2泊3日で仙台(宮城県)を訪れています。高校生8名・中学生16名の計24名が参加しています。今回の合宿は、高校2年生の部員たちが「東北の歴史」をテーマに3日間の旅程を考えました。
【2日目:瑞鳳殿、仙台市博物館、仙台城址・青葉城資料展示館】
本日は松原海岸沿付近の史跡をめぐる予定でしたが、朝の地震の影響で沿岸部に津波注意報が出された(後に警報に引き上げ)ため、津波避難エリアから外れた仙台市内の史跡を訪れました。
最初に向かったのが瑞鳳殿です。この施設は、仙台藩祖である伊達政宗の遺命によって造営された霊屋です。建築物自体は戦後に再建されたものですが、その彩色は豪華絢爛。まさに仙台藩62万石の威光を見るかのようでした。




続いて向かったのは仙台市博物館です。この施設は、江戸時代を中心とした仙台藩に関わる歴史・文化・美術工芸資料などを保管・展示しています。次に向かう仙台城の復元図や甲冑の数々に生徒たちも興奮を隠しきれない様子でした。




そして本日、最後に向かったのが青葉城資料展示館です。こちらは青葉城=仙台城跡に建てられている資料館で、青葉城(仙台城)に関するさまざまな資料が展示されています。特に、コンピューターグラフィックスによる復元映像は、多くの部員たちが興味深そうに視聴していました。




本日はいきなりの予定変更でしたが、部員たちも臨機応変に対応してくれました。いよいよ明日は合宿最終日です。部員たちの安全を最優先に、まだ見ぬ仙台の魅力ある史跡をめぐっていきたいと思います。

【1日目:出発、震災遺構仙台市立荒浜小学校、仙台市歴史民俗資料館】
旅の始まりは「東京駅」からです。今日も相変わらずの猛暑ですが、部員たちのテンションもそれに負けないくらいの熱さを持っています。


仙台に到着後、最初に向かったのが「震災遺構仙台市立荒浜小学校」です。この建物は東日本大震災(2011年)における津波の威力や脅威を後世に伝えるため、当時の被災の痕跡をそのまま残す形で保存・整備した施設です。




津波によって大きく破損した建物1階・2階部分を見学し、改めて災害の恐ろしさと防災意識の重要性を認識することができました。夏休み明けの9月1日には防災訓練も予定されています。今日感じたことを胸に、真剣に訓練にも臨んでくれることでしょう。
その後、私たちが向かったのが「仙台市歴史民俗資料館」です。この施設は、仙台地域を中心とした明治以降の人々の生活に関する資料を展示しています。また建物自体が旧日本陸軍の兵舎であるため、戦前の軍隊に関する資料もありました。




資料館には、私たちの生活に関わる身近な資料も多く展示してあり、部員たちも興味深そうに見学をしていました。例えば、洗濯機や冷蔵庫といった家電も、その発展の過程には、人々の生活がどのように変化したのかという歴史があることが分かったのではないでしょうか。
夜はホテルで夕食をとった後にミーティングを行い、翌日の旅程を確認しました。合宿初日は大きなトラブルもなく終えることができました。明日も全員が元気に史跡を訪れることができるよう、しっかりと休息をとります。
