年末を迎えてしまいましたが、2025年の歴史研究部の活動をまとめて報告します。

　まずは2月23日（日）に実施した所沢巡検について報告します。この日は、高校２年生の部長による提案で「所沢航空発祥記念館」を見学しました（計11名の中学生・高校生が参加）。

　所沢は日本で初めて飛行場が整備された土地であり、記念館には飛行機やヘリコプターなどの実物の機体が数多く展示されていました。

　また館内では所沢飛行場に関するクイズゲームやフライトシミュレーションを体験できるコーナーもあり、部員たちも楽しみながら挑戦していました。

　その一方で、日本における航空産業の歴史を振り返ると、黎明期にはまだ技術が十分に確立しておらず、多くの操縦士たちが事故で亡くなったことも解説されていました。今日の私たちが安全に飛行機に乗れるのは、こうした人たちの犠牲の上に技術の発展があったことを忘れてはいけないでしょう。

　現在、所沢航空発祥記念館は大規模リニューアル工事のため、長期休館中（2025年9月1日～2027年3月末まで）となっています。もともと部員たちから「行ってみたい！」という声が多かった施設だったため、工事前に見学することができて良かったです。